入れた直後の硬質レジンジャケットクラウン 7年後の硬質レジンジャケットクラウン
他の歯科医院で小臼歯に被せる冠は保険の銀色のクラウンか自費のセラミックしかなく歯と同じに色にするには保険がきかないといわれたが本当でしょうか?というご質問を受けます。


実際のところ保険診療で歯の色とほぼ同色の硬質レジンジャケット冠ができますがそれを選択肢からはずして説明しない歯科医院は多くあります。
理由は
1.割れたりはずれやすい。
2.当初は見た目が良いが3年ほどすると食べ物の色素沈着によって色が変わって汚くなる。
3.それ以降は材質が柔らかいため咬合や歯ブラシ時の研磨剤によってすり減り本来のかみ合わせからずれてしまう。
等です。
しかし、さまざまな種類の治療法があり良くないとはいえ歯科医師側は保険診療の範疇でもに存在することを患者さんに説明し選択させるべきでしょう。
それぞれ違う方ですが左が最近入れたての硬質レジンジャケット冠、右が当院で装着して7年後のすり減ったものです。