上の歯、特に親知らずの抜歯はあまり痛くないのが普通ですが下の歯は少なくともその日一日は結構きついことがあります。


どのくらい違うかというと痛みの比較は個人差で数値には置き換えられませんが
「10倍~20倍下の方が痛い」
とおっしゃる方が多いようです。
理由としては上下の顎骨の緻密度の違いといえるでしょう。
上の顎骨は綿状の海綿骨なので炎症が閉じこめられることなく拡散しますが下の顎骨は骨が硬いため炎症が閉じこめられてしまい限局性の痛みが強く出るようです。
特に横になって生えているいる親知らずは上向きのものより数倍痛くて治癒も遅いのが通常です。
まれに1週間以上痛みが続くこともあります。
理由としてはやはり骨を削ったりすることによる組織への侵襲が大きいためだと思われます。