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本日も「もしかして舌癌ではないでしょうか?」と心配して来院した例です。
年に何件かある意外と多い症例です。
舌根の深い位置の側面には水泡状の葉状乳頭がありブツブツとしていて確かに腫瘍のような形態をしています。
癌を疑うと正常な組織がいつの間にか癌に見えてくることは仕方のないのですが是非とも左右を見比べてください。
左右対称に癌が出来ることはまれですのでご安心ください。
元来あったのですが咬傷などで観察したことで発見し驚くようです。
特に下顎の最後臼歯(7番)が咬耗によりナイフのように鋭くなっていて舌根を傷つけている場合が多く、研磨して丸めることで舌の痛みは解決します。
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下顎の前歯があいているところへいつも舌を入れる癖による良性腫瘍の例です。
この方は下顎前歯部にちょうど1歯分の隙間がありそこに舌先を入れる癖で大豆大のしこりができていました。
良性の線維腫ですし長年大きくなったりしなくも本人は気にしないとのことでしたので隙間を埋めたり除去したりはしませんでした。
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下顎骨隆起も上顎骨隆起と同様に「もしかしてこれは?」と勘違いする骨の出っ張りです。
写真のようにひとかたまりとは限らず三つ、四つぼこぼことこぶ状にあるため以前からあったのを気がつかないで驚いて来院します。
臨床では義歯装着の障害になるためまれに除去することもありますが場所柄治癒が悪いためあまりお勧めいたしません。
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上顎のちょうど真ん中あたりに長円形の口蓋骨隆起がある方が約1割ほどいらっしゃいます。
この方は元々あったもののご自身が気がついたのが最近で気になって舌でなめてばかりいたので外傷による炎症を起こしていました。
正常な組織であるということを他の方の石膏模型を例に説明して納得なされました。
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これはよく見られる下顎の智歯周囲炎ですが親知らずの周りの歯肉が赤かったり白かったりしてびっくりして飛び込んでくる方がいらっしゃいます。
症状として
1.口を開けると痛い
2.つばを飲んでも痛い
3.下顎のリンパ腺が腫れる
等があり鏡で見て大変なものが出来ていると驚いてしまいますが原因は隠れた歯肉の隙間に入った歯垢などの雑菌ですので抜歯すれば嘘のように治ってしまいます。

最近、二子山部屋親方の口腔底癌、ケーシー高峯の舌癌などで口腔癌に対しての不安を持たれる患者さんが多くなっています。
写真は同じ方ですが改めて口の中を観察したら変な突起があるとのことで来院しました。
拝見すると正常な組織で当たり前のことなので私は逆に驚いた次第です。
左の写真が耳下腺の開口部です。
米粒ほどの大きさですが人によっては大豆大位の方もいらっしゃいます。
唾液腺はご存じのように耳の前の部分にある漿液性の唾液を生産する組織で上下の大臼歯野のかみ合わせの頬部粘膜にに開口します。
おたふく風邪でふくれる部分です。
また、右側の写真は同じく舌の裏側にある舌下腺と顎下腺の開口部で粘液性の唾液を排出します。
どちらも正常な組織ですのでお間違えの無いようにしましょう。