2006年08月21日

掌蹠膿疱症

金属アレルギー03
 Yahooの辞書では-しょうせきのうほうしょう【掌蹠膿疱症】
手のひらや足の裏に水疱や膿疱ができる皮膚病。水虫に似るが菌は検出されない。
とあります。

この方はパッチテストにおいてニッケルに対して強い反応を示し、歯科治療で多用するパラジウム、重クロム酸カリウム、金、銅にたいして1プラスの反応がでました。
典型的な歯科金属アレルギーの症状と思われましたので今後も治療経過を報告したいと思います。
ただし、一組のブリッジを含めて13個もの修復物を撤去し、樹脂系に取り替えるのには時間が必要でしょう。
まずは、保険診療でできる範囲から取り替えていく予定ですがブリッジに関して保険診療の範疇ではできないのはやはり現在の保健医療制度の欠点だと思われます。
金属アレルギー04


金属アレルギー05


金属アレルギー06

space

2006年05月29日

パッチテスト

金属アレルギー
 ピアスの穴を空けた部分が赤くなったり荒れたりしてご本人は金属アレルギー体質だと思いこんでいる方が多数いらっしゃいます。しかし大概の場合はアレルギー頻度の高いニッケルやクロムなど卑金属での反応で、歯科材料としてそんなに多くは使われてはいません。

 しかし中には真性の金属アレルギーをお持ちの方がいらっしゃいます。

 実は歯科治療をすると口の中には様々の種類の金属が混在しています。

 ただし、あまり知られていないことですが、本当の金属アレルギーであれば接触範囲以外に手やふととも、足の裏などに湿疹や水虫状の皮膚のはがれ等が生じます。

 そこでご心配の方は是非ともお近くの皮膚科で金属アレルギーの確定診断であるパッチテストをすることをお勧めいたします。
 パッチテストとは各種の金属イオンを絆創膏で背中に貼り付けてかゆみや発赤するかどうかを48時間後、72時間後、一週間後と観察してどの金属に対してアレルギーがあるかを調べるものでストレスを与えることはないでしょう。
(ところが残念なことにパッチテストキットが高額で診療所では皮膚科でさえも用意しているところが少ないのが現状です。)

pachtest

 この患者さんは当院からすぐ近くの川崎市立多摩病院の皮膚科に紹介したところ歯科保険診療で頻繁に用いられるプラチナ(白金)やパラジウムに対してアレルギー反応がありました。
 また、先日は別の方ですが向ヶ丘クリニックの検査で生体親和性の高いと言われているゴールド(金)ですら反応する方もいらっしゃいました。

 幸い今回の場合、歯科治療に関してはブリッジなどの金属を使う補綴物を必要としなかったのでレジン充填(非金属の樹脂)のみで虫歯の処置が可能でした。

 金属アレルギーの方は今後抜歯などによってブリッジや入れ歯にならないよう細心の注意(プラークコントロール)が必要でしょう。

space
メインメニュー