2006年06月27日

外傷性歯冠破折

外傷性歯冠破折01
 学生さんが酔っぱらって自転車で歩道の段差でこけ、顔面を強打し左の前歯の歯冠部が3分の2ほど折れてしまった症例です。
 残念ながら歯髄が露出していましたので抜随して根管充填後、コアを装着してレジン前装冠で補綴しました。

外傷性歯冠破折02
外傷性歯冠破折03

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2006年06月26日

光重合レジン充填

光重合レジン充填01
 典型的な前歯のコンポジットレジン重合の例です。
この方の場合はウ蝕が歯の間を起点とし大きくなったものですが、歯の裏側からアプローチでき表面のエナメル質を削らずに済んだので比較的仕上げが綺麗にできました。

 右の1番だけのレジン充填ですが、やろうと思えば一度に数本いっぺんにできるもののこの例のように1本づつ充填した方が術者の集中力が途切れない理由から精密に充填できると確信しております。
また、隣接面を綺麗に仕上げる点からも有効でしょう。
ルーズな充填ですとデンタルフロスが入らなかったり、入ったとしても歯と充填物との段差に引っかかってすぐに切れたりしてしまいます。
光重合レジン充填02

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2006年06月20日

スポーツイオン飲料

sahoraid.jpg
 赤ちゃん本舗は新人のパパやママにとっては救世主で乳幼児用製品の総合デパートです。
 その入り口には小児用のスポーツイオン飲料が山積みされていて「大事な赤ちゃんが脱水症状にならないように」とついケース買いしてしまいます。

 ところがそんな親心があだとなって写真の1歳7ヶ月のお子様のようにすべての乳歯が生えきらないうちに虫歯になってしまいサホライド(フッ化ジアミン銀)というフッ素処理で前歯を真っ黒にしなくてはならなくなったケースが多く見られます。

最近の小児歯科ではすべての歯の虫歯にレジン充填をおこなう例が多いようですが見た目が悪いもののサホライドは非常に有効な虫歯抑制効果があり重宝されています。
まして、3歳になるまでは本人の虫歯治療の同意を得ることが困難ですので削らずに済むことを考えれば適切な処置といえます。

スポーツイオン飲料は風邪や日射病などで脱水症状になった場合には有効な水分補給剤ですが虫歯にならないと勘違いされている親御さんが多いのは残念です。
成分表を良くお読みなされば虫歯の一番の原因であるショ糖がたくさん入っていることが分かります。
特にほ乳瓶などに入れて吸い続けることによってのど飴と同様に長時間糖分が口の中に存在しますのであっという間に虫歯を作ってしまうのです。

これからの時期のお子様の水分補給には麦茶が一番良いでしょう。

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2006年06月14日

水平埋伏智歯の抜歯例

水平埋伏知歯01
 横になった親知らずの抜歯症例です。
 簡単なものは歯冠と歯根部とを2分割して抜きますが
この例のように2根の場合は
3分割にすることもあります。
photo:歯冠部のみ分割抜歯した状態


水平埋伏知歯02
 photo:歯根部を上下、2分割にする
水平埋伏知歯03
 photo:まず上の歯根部を抜歯する
水平埋伏知歯04
 photo:次に下の歯根部を抜歯する
水平埋伏知歯05
 photo:抜歯完了

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2006年06月08日

癒合歯

癒合歯
地域の保健所で川崎市歯科医師会々員は順番制で3歳の誕生日を目安とした小児を対象に3歳児検診を行います。

本日も58人の検診を行いましたが、そのうち2〜3人は下顎の中切歯と側切歯が癒合しているケースがあり、親御さんが心配して質問してきます。

レントゲンを撮ってみると、殆どは永久歯が別々で癒合していることはないのですがこの方のように永久歯も癒合している場合がまれにあります。

丁度一本の歯に溝ができている形態で虫歯になりやすく、虫歯になってしまうと通常の治療では難しくなってしまいますのでしっかりと磨いて極力清潔にするように気をつけるべきでしょう。

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2006年06月02日

シーラント(初期ウ蝕小窩裂溝填塞)

シーラント
 6歳臼歯と呼ばれる最初に崩出する永久歯、第1大臼歯は統計的に将来最初に抜歯の対象となる歯と言われています。

 実際経験上、この歯が虫歯でなくなってブリッジにせざろうえない方が多数いらっしゃいます。
また、この歯はすべての歯の中で60キログラムという最大の咬合力に堪え忍ばなければならない重要でかつ咀嚼効率が最も高い歯です。

ところが崩出したての第1大臼歯は極端に溝が深く、咬み合っていないため自浄作用がなく、歯垢でまみれてすぐに虫歯になってしまいます。

そこで、この第1大臼歯を虫歯から守るために裂溝をプラスチック製の強固な樹脂でかためることが非常に有効となります。

乳臼歯の場合は咬合面ではなく隣接面から虫歯ができるので予防効果は薄いと思われますが永久歯では成人になっても虫歯の少ない方には残っていて咬合面の予防効果の高いことが実感されます。

それまで虫歯が無くてもお子様の6歳臼歯が生えてきたら即座にシーラント処理をすることをお勧めいたします。

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