
最近ネットで粘液のう胞(嚢胞)の除去をアップしたせいか問い合わせが多くなってきています。
この方の場合は唇を咬んだことによる治癒過程で唾液の排出管が閉鎖されてしまい出ることのできない唾液が貯まったもので半年ほど悩んだそうです。
左側の写真が除去した組織でメスに刺していますが本当に小さく、「鬼太郎の目玉親父」の様相です。
中にさらに小さい白い組織がありそれが唾液腺の本体です。
また、右側の写真が除去後1週間ほどの下唇の状態です。
術式は表面だけを電気メスでなぞるだけでは再発するのである程度しこりまで深くえぐる必要性があります。
もっとも粘膜上皮組織ですので治癒は思いの外早いものです。

最近、二子山部屋親方の口腔底癌、ケーシー高峯の舌癌などで口腔癌に対しての不安を持たれる患者さんが多くなっています。
写真は同じ方ですが改めて口の中を観察したら変な突起があるとのことで来院しました。
拝見すると正常な組織で当たり前のことなので私は逆に驚いた次第です。
左の写真が耳下腺の開口部です。
米粒ほどの大きさですが人によっては大豆大位の方もいらっしゃいます。
唾液腺はご存じのように耳の前の部分にある漿液性の唾液を生産する組織で上下の大臼歯野のかみ合わせの頬部粘膜にに開口します。
おたふく風邪でふくれる部分です。
また、右側の写真は同じく舌の裏側にある舌下腺と顎下腺の開口部で粘液性の唾液を排出します。
どちらも正常な組織ですのでお間違えの無いようにしましょう。