2004年10月29日

親不知の功罪

親不知は2本の大臼歯のさらに後ろに位置しています。

この親不知が時として体調の悪いとき(風邪をひいたり)にうずき出し、つばを呑みこんだときに痛かったり、口をあけられなくなったりすることが良くあります。
でもなぜ生まれながらにあるからだの一部分にもかかわらずそんな悪さばかりするのでしょうか?
その理由は親知らずが持って生まれた中途半端な性質によるものなのです。

1.退化傾向の組織である。
例をあげると盲腸や人間が猿だった頃必用だった「しっぽ」のようなもので人の歴史において過去には必用だったのです。
ところが、現代のようなやわらかな食生活習慣においては不必要となってしまいました。
2.現代人はあごが小さくなっている。
本来親不知を含めて32本の歯が噛んで働いてくれるのが理想なのですが、硬い食べ物をすり潰す必要の無い現代人にとって第3番番目の大臼歯は必要なくなってしまいました。
柔らかい食習慣ため、あごはドンドン小さくなってきているのです。そこで最後の位置にある親不知は押しやられてとんでもない方向に向いていることが良くあります。
3.すぐに虫歯になってしまい、口臭の原因となる。
どんなに歯がよい方でも親不知だけは食べ物が溜まるところにあるせいと、磨きにくいためすぐに虫歯になってしまいます。それが前のほうの歯に波及してほかの歯まで虫歯にしてしまいます。当然口臭が発生します。
※最良の治療法は抜歯
残念ながら最良の治療法は「歯を抜く」事です。
歯を抜くと聞いて、「怖い」と思うのは当然です。
なにせからだの一部分を亡くすのですから。人によっては「臓器提供」という言葉を思い出す方もいるほどですから、大変な恐怖には違いありません。(私自身もそうでした)しかし、痛いのは当日と、長引いても2〜3日ほどです。思いきって要らない親不知とは決別することをお勧め致します。

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2004年10月26日

リ○○○ンのCM

数日前リ○○○ンのCMを見てびっくりしました。
なんと高齢のご婦人がぺろぺろキャンディーを「ガリ!」
しまいには瓶の蓋を歯で抜くではありませんか!

ご注意下さい。あんなことをしたら歯は割れてしまいすぐに歯医者の世話にならなくてはいけなくなってしまいます。
確かに若い頃は堅いものを咬んでも歯が割れることはないと思います。そのときはある程度歯に弾力性があるからです。
ところが年を重ねるに従って歯は堅く、もろくなってきます。
これは歯が「熟する」ことで決して悪いことではないのですがあまり堅いもの→食べ物ではないものを咬めば歯は欠けてしまいます。
残念ながら若い頃とは違います。
当医院にいらっしゃる咬んで歯が欠けてしまった患者さんの原因は
1.梅干しの種の中身を歯で割って食べる趣味?のあるあなた
2.氷を「ガリガリ」と歯で咬むのが好きなあなた
3.CMのように歯で瓶の栓をあけるあなた
4.スパゲッティーのボンゴレに入っているアサリの貝殻を咬んでしまったあなた
上記のものはすべて「食べ物」ではありません。
飴はなめるもの氷だって自然界ではそんなに堅いものは存在しないはずです。まして昔には夏には存在しないものですよね。(江戸時代の将軍以外は)
というわけで歯を大事にするはずの口腔洗浄剤を販売している会社のCMとして誤った表現です。
歯が丈夫ということをアピールするにしてもひどすぎます。

歯が欠ける前に充分ご注意を!!

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2004年10月22日

医院のトイレは清潔感いっぱい

ファミレスのトイレって綺麗ですね。

当然医療機関のトイレは綺麗なのが当たり前。
実は開業当初からトイレが古いのが気になっていました。
友達に指摘され7月に思い切って改装!
使い捨ての紙タオル、便座シート、紙コップ、ハブラシをそろえ「使って良かった」というトイレに仕上げてもらいました。
「使えればいい」というトイレは時代遅れになって来つつあります。
最低ファミレスのトイレぐらいの程度の清潔感が必要でしょう。(スタッフが大変ですけど・・・)
実際細菌の感染にはかなり気を遣っているもののそれを患者様にアピールすることは容易ではありません。
しかしトイレが清潔なのは医療施設が感染に気を遣っているということをストレートに伝えてくれます。

誰でもも綺麗なトイレでことをゆっくりしたいものですからね。

2004年10月21日

いたずらは止めましょうね

当医院ではネット予約システムを採用しております。

これに関して最近「本当に動くのだろうか?」といたずらをする輩がいます。
実際動くことは確実だし変なものを公開しているわけではないので変な名前と変なアドレスで予約することはやめて欲しいものです。
もっともこの2〜3日はドメイン移転によるバグ取りで動かなかったりしたのですが・・・
ネットでいたずらをするなんて暇なんだな〜と思います。
何がおもしろいんでしょうね。
ねたみとしたらもっとプログラムを勉強するなりやることはいっぱいあるはずなんですが。

 最近エッチなメールェ勝手に送られてきます。
「メール送ったでしょ?」とか巧妙なものが増えています。
昨今のオレオレ詐欺の影響でしょうか本当にのってしまいそうな文面で辟易です。
しかし、自作自演は滑稽ですのでそのうちすたれてくるでしょう。
これもはやりなのでしょうからみんなが無視すればそのうち消滅するはずですよね。
なにも後ろめたいことが無いのに他人が医院のメールボックスを見たら誤解されてしまいそうです。
ちなみに当ホームページにはメールアドレスはありません。
いたずらメール対策ですのでご了承願います。

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2004年10月20日

歯根膜診断

歯の痛みは左右上下と主に四つの部位で分けられると思われます。
初診で患者さんがいらした場合にはまず初診時でその痛みを取ることが今後の治療における信頼を得る最大の方法と言えましょう。

ところが痛みを取るための診断ほど難しいものはありません。ここでは僕が通常臨床で行っている歯髄炎における診断、つまり歯牙28本のうちどの歯が歯髄炎を起こしているかを見分ける効果的な方法を公開いたします。
まず最初に最初に述べたように左右上下を患者さん自身に問います。
ここで重要なのは左右は自己診断できても上下は自信では判らないということです。
解剖学的にもそのことはご理解できると思われます。
ましてや急性の歯髄炎は放散性のものなので顔面半分がすべて痛くてどうしようもないという常態だと思われます。
ましてや顔面半分の歯牙14本すべてがレントゲン上で歯髄炎の疑いがあるときはどうしたらよいのでしょうか。
私は問診によってある程度予測を付けた上でその歯牙一本に歯根膜麻酔を施します。
他の歯牙に漏れないように慎重にその歯牙だけに麻酔が行き渡るように麻酔します。
もしも他の歯牙にその麻酔が浸透してしまっては診断が困難になるからです。
このときよくあるピストル型の歯根膜麻酔装置を使用すると容易に出来るのですが、術後に歯根膜炎を起こす可能性が非常に多くなるので手指圧でやらなければいけません。
その歯根膜麻酔がうまくいって現症状の自発痛が消滅したらしめたものです。そのまま抜髄処置に移ればよいだけです。
これは歯髄炎に限らずどの歯牙が痛みを伴っているのか診断する上で非常に有効な診断法だと思われます。

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2004年10月19日

歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)

症例です。
歯性上顎洞炎とは歯の病気が原因となるいわゆる蓄膿症です。

「歯が原因で蓄膿症になるって?」と驚かれるのは無理はないと思います。
通常の蓄膿症の原因は鼻の炎症などから移行するのがふつうだと思われます。
頻度は少ないのですが、根尖性歯周炎、つまり過度の虫歯からも蓄膿症になるのです。
先日の20代の患者さんは上顎の7番(上あごの一番奥の歯)が動揺、挺出していたのでかみ合わせを低くし、6番(その手前の歯)の根尖相当部を切開して排膿させました。
その翌週にレントゲン上であまりにも病巣が大きいので(ウズラ卵大)結局抜歯することとなりました。
抜歯してみると驚くほどの膿がどんどん流れ出てきます。
目の下、歯の上の空洞に(上顎洞)膿があふれていました。
このままでは大きな穴が空きっぱなしになってしまい食べかすが入ってとんでもないことになるので抗生物質とガードプレートというプラスチック製のふたをして耳鼻咽喉科への受診を勧めました。
それでも経験上1ヶ月は穴がふさがらないことと思われます。
長年にわたって腫れたり退いたりを繰り返している根っこだけの歯を持っている方はご注意下さい。

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2004年10月17日

のど飴のメーカーさんには済みませんが

ある程度の年齢から虫歯は少なくなる傾向があります。
これは徐々にエナメル質の中に唾液中のカルシウムが沈着して虫歯菌(ミュータンス菌)に強い歯ができあがるためです。

ところが最近の患者さんで1年前に治療が完了したにもかかわらず再び同じ歯が虫歯になって来院する方がいらっしゃいます。
生活習慣をいろいろと聞き出してみると同様にのどのイガイガやたんの切れを防ぐために四六時中のど飴を愛用している方だということが分かりました。
甘いものが虫歯を作るということは知られていると思います。
又、甘いものを食べてから30分後にPHが低くなることも有名です。
のど飴をなめることによってその状態がずーと続くが問題になるわけです。
このことでいくら磨いても短期間の間に虫歯がどんどん増えていくわけです。
僕も最近そうですが年齢と共にのどのトラブルは増えていくのでのど飴を愛用している方はかなり気を付けてください。
残念ながらキシリトール入りのものはあまり出回っていないのが現状です。
(忙しくて・・・過去のコラムです。)
登戸 一伸歯科医院

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2004年10月09日

ブログってすごい

おもしろいプログラムだなと簡単な気持ちでブログを始めましたがグーグルの検索結果を見てびっくりしました。
なんと日々のブログがすべてロボットに巡回されているではありませんか。
しかもトラックバックやらなんやらで数個のコメントが何倍にもふくれあがってです。
恐ろしいとともにもっとサイトを充実しなければと言う思いが強くなりました。
昨年からコメント関係を削除して徹底的に商用を目指していたのですがこれからは患者様へのサービスを提供する意味でも積極的に情報を載せたいと思います。(反対に自分で作っているページというのをあまり意識されたくないという思いもあったりして複雑な心境です。)

カウンターも日に50前後をうろうろしていたのが昨日は98の新記録を達成しました。(もちろんcoockieで重複無し)
桁数を増やさないとまずい状態でうれしいやら怖いやら・・・
現在サイト移転を機会に全ページブロム化へ移行中です。

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