解決法としては


1.噛み締めが原因の場合
顎関節症の80パーセント以上が噛み締めが原因といわれています。
特に自分では意識していなくても寝ているときに歯ぎしりなどでぎゅうぎゅう咬んでいることが多いものです。
このことにより関節円盤が損傷を受け痛くなるというものです。
それと少なくとも日中は咬まないことを意識しするため10分おきにタイマーをならして「今咬んでないだろうか?」と自問して無くす等の方法があります。
また、寝る前に「咬まないぞ」と暗示をかけるのもよいと思われます。
朝起きて痛い場合は片方の首筋が張っているはずですのでとにかく首の運動をして筋肉の緊張を和らげることである程度回復されます。
2.最近極端に高い被せものを入れた
かつて2ミリも高い噛み合わせの冠を削っただけで治った例がありましたがこれはまれなことと思われます。
顎関節症の2パーセントほどだと思われます。
これとは関係なく歯医者で「1日ほどで高い感じは無くなりますよ」と必ず言いますが冠を入れたはじめは少し高く感じるのが常ですので問題ないはずです。(1週間以上続くようだと問題です。)
3.噛み合わせが安定していない10代の方
しばらく様子を見てください。成長過程の一環としてバランスが崩れることはままあるものです。
4.片側に大きな虫歯がある
治しましょう
5.腰痛や肩こりのひどい方
上の1.に準じます。片方の筋肉が極度に緊張している場合は腰痛や肩こり等局部的な緊張にとどまらず、咬筋(咬むためにエラと側頭部を起点敏引っ張っている筋肉)の緊張を伴います。
それが緊張している方の関節円盤をつぶします。
6.むち打ちの経験のある方
頭蓋骨を支えている第2頸椎という首の骨が少しだけですがずれている場合があります。首に限らず体全体のストレッチングをしましょう。
7.片側性の運動は良くありません。やはり筋肉が緊張します。ほぐしましょう。
8.ストレスがある場合
実は上記+ストレスが好発条件です。
ストレスを無くせとというものの現代人は多かれ少なかれ誰でも持っているものです。
かみしめを無くすようとする努力そのものがストレスとなってしまうことがあります。
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以上がご自身でできることですがそれでも治らない場合は歯科医院においてマウスピースを作成し、噛み合わせの調整をすることとなります。
費用は初診を除いて装着時に5千円ちょっとかかると思います。