診療風景
 久々に日本旅館の良さを甘受しつつ6:30に朝食を済まし、7:30宿を出発
BチームはAチームに合流し、K-Wave(気仙沼市総合体育館)で午前は口腔ケア、午後は主にポータブルユニットを使用し歯科診療を行った。
Aグループ
準備した歯科用品の種類が偏っているため満足に配布ができない。
これからは足りないものを見定める必要性あり。
次の震災ボランティアにへの引き継ぎが心配になる。


Bグループ
Aグループの主導により40~50人の被災者の方々と今回初めてしっかりと話ができた。
午後は治療タイムとしてポータブルユニットでレ前再装着、D-調整、クラスプ修理など8名の治療ができた。
電源と水のライフラインがあることはありがたいと切に思う。また、ここでも心のケアが必要だと。
Cグループ
アリーナではライフラインの電気が使えないということは大きな制限となる。
歯科バス以外では義歯床の削除もできないため調整もできずクラスプも着けられなかったりする。
アリーナの後はつつじ苑、にらの浜(民宿20名)に赴き、ポリグリップ、ポリデントを配布するし、子供たちにブラッシング指導を行う。
本日のまとめ
このような被災時における需要性のトップが義歯であるということを実感した。
また、前述した南三陸町の被災者の愛想の悪さ、K-Waveの穏やかさとの違いは被災ランクの違いともいえるのではないかと思われる。
南三陸町の場合は身内の死亡というストレスのため1ヶ月以上たった今でも心を開いてくれない。
また気仙沼では物理的喪失のみの被災者が多いため悲観度が比較的軽いのでしょう。